about千種眞季

外資系のリストラの実態とは?それは11月最終の月曜日のことでした。

今年も早いもので11月ですね。

11月と言えば、やっぱり今年も思い出してしまいました。

そう、あれは11月の最終週の月曜日の朝のことでした。

その前日までの2週間、私はオーストラリアでバケーションを過ごしていました。

11月の南半球のオーストラリアは真夏。

30℃を超す気温の中、ワイン生産地のバロッサとクナワラを友人と巡りました。

滞在先の庭でカンガルー肉をバーベキューにしたりして楽しんで、おっし、また仕事やるぞ!と休暇明けに出社した日のことでした。

その頃、私は大学卒業後に入社したヨーロッパ系の証券会社で、日経平均先物・オプションなどの株式指数派生商品を自己売買する部署で、100億円を売買する毎日を送っていました。

「千種さん、ちょっと来てくれる?」

休暇明け、しかも、9時にマーケットが開いて早々のそんな普段の業務中ではありえないタイミングでの上司の呼び出しに、若干の胸騒ぎを覚えながら向かった会議室で、私を待っていたのは解雇通知でした。

「千種さんのポジションは、今後、無くなることになりました。」

「荷物は宅配で送りますからそのままお帰り下さい。」

解雇通知を受けた者って、その瞬間から会社では部外者扱いになります。

デスクに戻った私は、パソコンをつけることも許されず、荷物をまとめることもなく、誰にさよならも言わず、何がなんだかわからないままオフィスを後にしました。

2002年11月最後の月曜日、私は、10年間勤めていた会社から、休暇明けの出社1日目に突然のリストラを言い渡されました。

私が何か悪いことをしたわけでもなく、リストラの理由は、前年の2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロにより景気が低迷したことでした。

休暇前に始まっていたその年の360度人事評価では、私は他部署の営業部隊の社員から最高の評価を受けていました。

会議室で、申し訳なさそうにこじつけの理由を並び立てる上司の顔は、今でも忘れることができません。

納得いくわけあありませんでしたが、会社の決定には従わざるを得ませんでした。

それから数年後、私は再び、別の証券会社に復帰しますが、ここも安住の地ではありませんでした。

そのきっかけは2008年9月15日のリーマンショック。

その前年の2007年までのプチ金融バブルで人員を増やしていた証券会社は、リーマンショック以降、リストラを再開し、急激な円高の影響もあって、日本支社からの人員減らしにやっきとなりました。

幸い私はリストラを言い渡されずに済みましたが、私を会社に引き入れてくれた上司が早々にリストラされ、私は突然、チームリーダーとなりました。

大した権限も無い私の役割は、新しくやってきたインド人上司の決めた更なる人員減らしをただただ実行することでした。

成績が優秀だからと株式部から先物部へ移動したばかりの部下のリストラを告げ、

インドや香港へのアウトソーシングが完了したら日本の部下へのリストラを告げ、

部下の顔色を窺いながらもっともじみた理由を並べ解雇していく、

かつて私に解雇通知を言い渡した上司と自分が重なりました。

なんで私こんなことをやっているんだろう。

上司と部下との板挟みでやり切れなくなった私は、自ら会社を退職することを決めました。

あれから約5年が経ちました。

もう戻らない、会社には。そう、1人で生きていく。

組織に頼れない、人に頼れない、そんな私が選んだのがインターネットビジネスの世界でした。

2019年の今、私は超絶、気持ちのいい世界に生きています。

5000万円のボーナスが懐かしくないって言ったら嘘になるけど、お金があっても私は幸せじゃなかった。

今、私の周りにいるのは信頼できて素敵な仲間ばかりです。

マインドが一緒な人、切磋琢磨し合える仲間。

サラリーマン時代の苦痛だった人間関係はとっくの昔に忘れちゃいました。

今は、毎日会いたいと思う人とだけ仕事をすることができています。

だって、インターネットビジネスの世界では、誰と付き合い、誰と組んで仕事をしていくかは、全て私次第、あなた次第です。

でもだからこそ、自分の実力や人間力が試される世界でもあります。
めっちゃ気持ちのいい世界だからこそ、やりがいがあるってもんです。

忠実に働いていた会社からのまさかの突然の解雇通知は正直、辛かった。

でもリストラされたからこそ、この世界を知ることができました。

会社と家との往復で、人間関係に神経を減りすらしながら、ひたすら土日がくるのを心待ちに過ごしていたあの時。

それがあたり前なんだと信じて疑わなかったあの時。

今ならリストラされて良かったのかなとやっと思えるようになりました。

あなたはどうですか?

あなたの毎日は楽しいですか?苦痛ですか?